スペイン、アル・バンドレイ―2023年10月19日―2023年10月19日にスペインのアル・バンドレイで開催した第22回年次総会において、ODVAの第23期経営陣の選出を行い発表しました。第22期には、ODVA MemberTMの参加企業が400社に増えたほか、セキュリティやプロセスオートメーション、シングルペアEthernet(SPE)に対応する多数のEtherNet/IPの強化策、グローバルな協力関係をさらに重視する取り組み、そしてバーチャルな学習環境や教育用動画などデジタルな対話とデジタルコンテンツの充実を加速させるなどの成果が見られ、同期を成功裏に終えることができました。
ODVAの理事会は、戦略的な計画策定とガバナンスに対し、トップレベルの責任を負っており、世界中の主要な産業オートメーション機器やシステムメーカーの上級管理職で構成されています。第23期のODVA理事会メンバーは次のとおりです。
- Rolf Birkhofer博士、Endress+Hauser社のグループ企業Endress+Hauser Process Solutions社のマネージング・ディレクタ
- Jon DeSouza氏、HARTING社の米国法人HARTING Americas社の社長兼CEO
- Satoshi Kojima氏、オムロン社制御機器事業部のネットワーク製品管理グループのゼネラル・マネージャー
- Davis Mathews氏、Phoenix Contact社の米国法人Phoenix Contact USA社で産業マネージメントおよびオートメーション部門を担当する副社長
- Scott Miller氏、Rockwell Automation社のデジタル&プラットフォーム技術担当副社長
- Thomas Petersen氏、Danfoss社のフィールドバスおよびシステムインテグレーション担当シニア・ディレクタ
- Brian Reynolds 氏、Honeywell社のプロジェクト&オートメーション・ソリューション担当CTO
- André Uhl氏、Schneider Electric社の技術およびアーキテクチャ担当副社長
ODVAの執行役員会は、共同で戦略的計画を立案・実行し、技術開発と仕様の策定および公開を監督するとともに、組織のガバナンスに責任を負います。第23期のODVA執行役員は次のとおりです。
- Al Beydoun博士、会長兼業務執行取締役
- Adrienne Meyer、運営および会員担当副会長
- Christopher Lynch、事務局長
- Scott Miller氏、会計役員
- Joakim Wiberg、最高技術責任者
ODVAの技術評価委員会(Technical Review Board:TRB)は、EtherNet/IP およびDeviceNet®を含めて、Common Industrial Protocol(CIP)とCIPのネットワーク適合性のすべてにわたるODVA仕様に対し、これに盛り込む技術的拡張の承認などを通じて、ODVAの技術および規格の開発を監督します。第23期におけるODVAのTRB代表者は次のとおりです。
- Joakim Wiberg氏、HMS Networks社会長
- Raj Bandekar氏、Honeywell社
- Torben Bertelsen氏、Danfoss社
- Mirko Brcic氏、Endress+Hauser社
- Vivek R. Dave博士、HARTING社
- Arulkumar Karuppanagounder氏、Schneider Electric社
- Gregory Majcher氏、Rockwell Automation社
- Kai Michel氏、Hilscher社
- Toshiyuki Ozaki氏、OMRON社
ODVAのマーケット諮問委員会(Market Advisory Committee:MAC)は、世界および各地域での普及や利用状況など、ODVA技術の現状と将来についての評価を行います。第23期におけるODVAのMAC代表者は次のとおりです。
- Joe Bastone氏、Honeywell社
- Vivek Hajarnavis博士、Rockwell Automation社
- Magnus Jansson氏、HMS Networks社
- Arnold Offner氏、Phoenix Contact社
- McKenzie Reed氏、HARTING社
- Ryo Shimizu氏、OMRON社
- Tonya Wyatt氏、Micro Motion(Emerson)社
- Feiyan Zhao氏、Schneider Electric社
ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士は次のように述べています。「ODVAは第22期を通じて、TSNコンフォーマンステストの準備、エネルギー管理における連携、PA-DIMへの責任と貢献、Ethernet-APLの導入、EtherNet/IPでプロセス・デバイス・プロファイルを利用できるようにするなど、大きな前進を遂げることができたと評価しています。ODVAとして、理事会や技術評価委員会、マーケット諮問委員会を含めた皆様には、重要なEtherNet/IPの強化や戦略的協力をあらゆる面で可能にするため有益で貴重な貢献いただきましたことに感謝申し上げます」。
なおODVAは、2024年第2四半期に開催する2025年度のIndustry Conference(産業カンファレンス)と第23回年次総会の日程と場所についても発表を予定しています。
ODVAについて
ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)のInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。
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