米国ミシガン州アナーバー、2022年3月28―ODVAは、2022年3月10日に米国カリフォルニア州サンディエゴで開催した第21回年次総会において、第22期の首脳陣を選出し公表しました。なかでもMarket Advisory Committee(マーケット諮問委員会)の新設は、今日のような技術的変化をともなう時代にあって、EtherNet/IPが将来に向けた適切なポジションを確保するうえで力強い味方になるという点で注目に値します。 ODVAの理事会は、戦略的な計画策定とガバナンスに対し、トップレベルの責任を負っており、世界中の主要な産業オートメーション機器やシステムメーカーの上級管理職で構成されています。第22期のODVA理事会メンバーは次のとおりです。
- Rolf Birkhofer博士、Endress+Hauser社のグループ企業Endress+Hauser Process Solutions社のマネージング・ディレクタ
- Jon DeSouza氏、HARTING社の米国法人HARTING Americas社の社長兼CEO
- Satoshi Kojima氏、オムロン社制御機器事業部のネットワーク製品管理グループのゼネラル・マネージャー
- David Lagerstrom氏、Hans Turck Company社の米国法人Turck USA社の社長兼CEO
- Davis Mathews氏、Phoenix Contact社の米国法人Phoenix Contact USA社でオートメーション・インフラの米国事業部を担当する副社長
- Samuel Pasquier氏、Cisco Systems社でIoT産業ネットワークおよびセキュリティの製品管理を担当するシニア・ディレクタ
- Thomas Petersen氏、Danfoss社のフィールドバスおよびシステムインテグレーション担当シニア・ディレクタ
- Brian Reynolds 氏、Honeywell社でエンジニアリングおよびプロジェクト、オートメーション・ソリューションを担当するシニア・ディレクタ
- André Uhl氏、Schneider Electric社の技術およびアーキテクチャ担当副社長
- Jürgen Weinhofer博士、Rockwell Automation社で標準アーキテクチャと技術を担当する副社長
ODVAの執行役員会は、共同で戦略的計画を立案して実行し、技術開発と仕様の策定および公開を監督するとともに、組織のガバナンスに責任を負います。第22期のODVA執行役員は次のとおりです。
- Al Beydoun博士、会長兼業務執行取締役
- Adrienne Meyer、運営および会員担当副会長
- Christopher Lynch、事務局長
- Jürgen Weinhofer博士、会計役員
- Joakim Wiberg、最高技術責任者
ODVAのTechnical Review Board(技術評価委員会、TRB)は、Common Industrial Protocol(CIP)とCIPのネットワーク適合性のすべてにわたるODVA仕様に対し、これに盛り込む技術的拡張の承認を含めて、ODVAの技術および規格の開発を監督します。第22期におけるODVAのTRB代表者は次のとおりです。
- Joakim Wiberg氏、HMS Networks社会長
- Raj Bandekar氏、Honeywell社
- Rudy Belliardi博士、Schneider Electric社
- Torben Bertelsen氏、Danfoss社
- Mirko Brcic氏、Endress+Hauser社
- Paul Didier氏、Cisco Systems社
- Gregory Majcher氏、Rockwell Automation社
- Kai Michel氏、Hilscher社
- Shinji Murayama氏、OMRON社
ODVAのMarket Advisory Committee(マーケット諮問委員会、MAC)は、世界および各地域での普及や利用状況など、ODVA技術の現状と将来についての評価を行います。第22期におけるODVAのMAC代表者は次のとおりです。
- Joe Bastone氏、Honeywell社
- Elango Ganesan氏、Cisco社
- Vivek Hajarnavis博士、Rockwell Automation社
- Magnus Jansson氏、HMS Networks社
- McKenzie Reed氏、HARTING社
- Ryo Shimizu氏、OMRON社
- Tonya Wyatt氏、Micro Motion(Emerson)社
- Feiyan Zhao氏、Schneider Electric社
ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士は次のように説明しています。「ODVAの第22期がスタートしますが、EtherNet/IP技術のエコシステム拡大は、技術革新と主要なパートナーシップの両面で継続されることになります。これにより、エンドユーザーの体感品質を高めるとともに、インダストリー4.0やIIoTが主導する未来に備えます。ODVAの首脳部の卓越した陣容は、EtherNet/IPの成長と拡大を加速させ、業界のニーズに応えるために欠かせない存在です。ODVAは、メンバーそれぞれの献身的なご協力に大変感謝しています」。
なおODVAは、2022年第4四半期に開催する2023年度のIndustry Conference(産業カンファレンス)と第22回年次総会の日程と場所についても発表を予定しています。
ODVAについて
ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)のInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。
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