新たにレベル・センサをEthernet/IPプロセス・デバイス・プロファイルに追加
ODVAから、本日、プロセス・デバイス・プロファイルの最新オプションとして、レベル・センサをEtherNet/IP仕様に追加したことをご案内します。このプロセス・デバイス・プロファイルは、予期せぬ交換が必要になったとき、ユーザーに求められる煩瑣な作業を軽減して、新しいデバイスをもっと迅速に設置できるようにするものです。EtherNet/IPのプロセス・デバイス・プロファイルを使えば、プロセス変数や診断機能のためのセマンティクスを標準化でき、スケーリングも可能になるため、ベンダ間の相互運用性が大幅に改善されるとともに、エッジでもクラウドでもプロセス情報を分析できるようになります。そのデバイス・プロファイルが、これまでのコリオリ式流量計や電磁式流量計、渦式流量計、標準的な圧力計、目盛付き圧力計、測温抵抗体(RTD)と熱電対の温度センサに加え、レベル測定にも利用可能になりました。プロセス変数や診断情報、さらには合計値などの標準化されたデータによって、運用の最適化に役立つ重要なデータへ容易にアクセスできます。今回、プロセス・デバイス・プロファイルの対象にレベル・センサが加わったことで、EtherNet/IPエコシステムの有用性がいっそう向上しました。 プロセス・デバイス・プロファイルの目的は、可能な限りシームレスにデバイス交換を行えるようにすることです。プロセス産業のフィールド機器にプラグ&プレイのような機能があれば、メンテナンス作業者が必ずしも電子機器やEthernetのエキスパートでなくても、予期せぬダウンタイムの発生頻度を低減しつつ、同時に計画的な交換作業を効率化することも可能です。新たに追加のレベル伝送器のためのEtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは、レーダー式、ガイドパルス式、静電容量式、磁歪式、放射測定式、浮力式の各測定方式に対応した機器に適用できます。さらにレーダー式、ガイドパルス式、放射測定式センサ技術を採用したレベル伝送器ではNAMUR NE 107規格の診断機能も利用可能です。これまでの温度・流量・圧力に加えてレベル測定用プロセス・デバイス・プロファイルの導入により、エンドユーザーの皆様には極めて重要な生産環境にEtherNet/IP対応デバイスを組込んだうえ、そうしたセンサをベンダに関係なく交換したり、整合のとれたデータ構造を活用いただけることとなりました。 ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士は次のように説明しています。「EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルの対象にレベル・センサを追加したことで、ベンダをまたいだ機器の互換性実現がさらに促進され、これを含めたタイプのデバイスをもっと簡単に統合いただけるようになりました。そのEtherNet/IPネットワーク対応レベル・センサのための新しいレベル測定プロセス・デバイス・プロファイルはNE 107診断機能をサポートし、PA-DIM(Process Automation Device Information Model)仕様にも準拠しています。EtherNet/IPのプロセス・デバイス・プロファイルは、Ethernet対応デバイスを採用しようという場合の試運転と保守に関する負担を軽減するとともに、AIを含めた高度なエッジ/クラウド分析アプローチの利用も可能にする標準化された情報モデルの基盤です」。 PA-DIMに加えてNAMUR NE 107ステータス信号のような重要な診断機能に準じたセマンティクスとスケーリング機能を持つプロセス変数へのアクセスの標準化は、未来のプロセス・オートメーションにおける高度な分析と最適化に向けた基盤となります。EtherNet/IPのプロセス・デバイス・プロファイルは、有用性の高い標準化のほか、サポート対象センサのエコシステムを拡大に導くものであり、デバイスの迅速な設置・交換やそうしたアセットの価値を高めるとともに、上位のデータ管理システムへの容易な統合を可能にします。このようにODVAでは、Ethernet-APLやPA-DIM、NAMUR、FDIなどと合わせてプロセス・デバイス・プロファイル技術のサポートを進め、EtherNet/IPによってプロセス産業が求めるあらゆる要件に応えるべく投資を続けています。EtherNet/IPのレベル測定用プロセス・デバイス・プロファイルを含めたEtherNet/IP仕様の最新版については、odva.orgをご覧ください。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)のInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 ODVA, Inc. Ann Arbor, Michigan USA (US Eastern Time Zone) Steve Fales 電話番号: +1 734-975-8840, ext. 1365 ファックス: +1 734-922-0027 +1 734-922-0027 [email protected] www.odva.org
設定データ用の新しいCIP Securityプルモデルが利用可能に
ODVAから、EtherNet/IPをサイバーセキュリティ対応ネットワーク向けに拡張するCIP Securityにおいて、設定データ用の新しいプルモデルが利用可能になったことをご案内します。これまでも機器の認証情報を効率よく配信できるようにCIP Security証明書のプルモデルをご用意していましたが、これに今回の新しいプロファイルが加わりました。設定情報用のCIP Securityプルモデルがあれば、JSON形式で記述したパラメータをEtherNet/IPネットワーク対応デバイスで自動的に利用することができます。また、この新しい設定データを使えば、スマートフォンやタブレットなどのCIP非対応のデバイスでも安全にEtherNet/IP情報へアクセスできるほか、階層メタデータをより簡単に利用することが可能になります。これでCIP Securityは、デバイス・グループ全体にわたる広義の信頼ドメインおよびユーザーと役割による狭義の信頼ドメイン、データの機密性、デバイスとユーザーの認証、デバイスとユーザーID、デバイスの完全性などのセキュリティ機能に加えて、設定データとデバイス証明書のプルモデルのサポートを果たしました。設定データのCIP Securityプルモデルは、CIP Security設定を配信するためのファイル・エンコード形式と、その設定データをデバイスがプルないしクエリするためのメカニズムを定めています。特にこの設定データのプルモデルは、従来のCIPオブジェクト/サーバー/属性というメカニズムではCIP Security設定を配信するのが難しい場合に有効です。たとえば設定データ用の新しいCIP Securityプルモデルを使用するケースとして、モバイル・デバイス・アプリケーションなどCIPのターゲット機能を持たないソフトウェアのほか、デバイスはNAT(Network Address Translation)を備えたプライベート・ネットワーク内にあるものの、設定を行うソフトウェアがパブリック・ネットワーク上にあるといった場合が挙げられます。さらに、証明書の自動的なプル機能に加えて設定データにもプルモデルがあることで、必要な通信設定を自動で提供することができるため、デバイス交換の手間を軽減するのにも役立ちます。設定情報が通信から切り離されているCIPオブジェクト/サービス方式に比べると、設定データのCIP SecurityプルモデルはJSON形式のファイルを介して配信することができるという利点があるからです。もちろんJSON形式を使用してもCIP設定の情報構造に変わりはありません。このJSONファイルにはデジタル署名も含まれており、配信の方法とは独立してデータの真正性を保証することができます。 ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士は次のように説明しています。「設定データのCIP Securityプルモデルを追加したことで、デバイスの交換がより簡単になりダウンタイムを最小限に抑えられるうえ、設定データをモバイル端末やプライベート・ネットワーク上のデバイスにも自動配信できるようになりました。EtherNet/IPネットワークは世界中の重要な産業において効率的な生産を可能としてきましたが、そうしたネットワークへの悪意のあるアクセスを阻止するため、CIP Securityがさらに発展していくように継続的に取り組んでいます」。 ワイヤレス通信やSingle Pair Ethernet(SPE)技術によって、これまで以上に多くのデバイスがネットワークに接続されるようになり、サイバーセキュリティの重要性は高まる一方です。さらに、デバイス・レベルのネットワークをERPやクラウドシステムに接続したうえで、最新の人工知能(AI)による分析を活用して操業の最適化をはかることもできるようになりましたが、このことからもデバイス・レベルのセキュリティを含めた多層防御アプローチが不可欠であると言えます。CIP Securityは、セキュアな通信のためのTLS/DTLS、データの完全性とメッセージ認証を提供する暗号化方法としてのハッシュやHMAC、認証のためのX.509v3デジタル証明書、OAuth 2.0、OpenID Connect、権限のない第三者によるEtherNet/IPデータの読取り/閲覧を防止するための暗号化など、堅牢で実績のあるオープンなセキュリティ技術の強みを多く活用してきました。そのCIP Securityに新たに設定データのプルモデルを追加し、モバイル端末とプライベートネットワークとの接続を可能にするとともに、デバイスの交換がより簡単になるようにしました。CIP SecurityはEtherNet/IPのためにデバイスレベルの堅牢なセキュリティ保護を提供するものであり、ベンダやエンドユーザーがEUサイバーレジリエンス法(CRA)などの規制への対応を準備したり、IEC 62443のようなセキュリティ規格への準拠を実現するのに役立ちます。CIP Securityを含めたEtherNet/IP仕様書の最新版についてはodva.orgをご覧ください。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、市販の標準インターネットおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 ODVA, Inc. Ann Arbor, Michigan USA (US Eastern Time Zone) Steve Fales 電話番号: +1 734-975-8840, ext. 1365 ファックス: +1 734-922-0027 +1 734-922-0027 [email protected] www.odva.org
Ethernet/IPと産業オートメーションの未来像を描く-ODVAが第23回年次総会を開催
ODVAは2025年3月20日、米国フロリダ州クリアウォーターで第23回年次総会を開催し、設立30周年を迎えた祝意を皆様と共有しました。1995年の設立以来、ODVAの中核であるCommon Industrial Protocol(CIP)技術は大きく進化し、主要なEtherNet/IPオートメーション・ネットワークのバックボーンとしての役割を担うようになっています。今年の年次総会には約40社から100 名以上の業界をリードする専門家が参加しました。特にBitsight Technologies 社の主席研究員Pedro Umbelino 氏からは『Industry 4.0 Security: Protocols, Risks, Trends and Challenges〔インダストリー4.0のセキュリティ:プロトコル、リスク、トレンド、課題〕』というテーマで、ARC Advisory Group社副社長のCraig Resnick氏からは『Key Trends in Smart Manufacturing and Operational Resilience to Help Navigate Digital Transformation〔スマート・マニュファクチャリングの主要トレンドとDXのかじ取りに役立つ弾力的運用〕』と題して基調講演いただきました。また先行して開催したODVAの2025年Industry Conference(産業カンファレンス)では、欧州サイバー・レジリエンス法(EU Cyber Resilience Act)とCIP Security、人工知能(AI)、IPv6とEtherNet/IP、5GとCIP Motion、CIPデバイスためのメタデータ、カーボン・ニュートラルとCIP Energy、EtherNet/IP In-Cabinet、Concurrent Connection(同時接続)など、産業オートメーションに関連する幅広いトピックを取り上げました。この第23回年次総会の最後には、ODVAの最近の技術的成果と将来に向けたビジョンとともに、新たに選出されたODVA経営陣も発表しました。 昨年の第22回年次総会のあと、EtherNet/IPはセキュリティ機能の追加を通じてプロセス産業の要件に応えるなど大きな変革を重ねてきました。現在では、レベルセンサに加えてRTDと熱電対との温度センサにも対応できるように拡張されたプロセス・デバイス・プロファイル、Concurrent ConnectionとCIP Safetyを組み合わせる機能、PA-DIMバージョン1.1のサポート、新しいデバイスベースのファイアウォール、さらにはCIP Securityコンフィギュレーションのプルモデルを備えるまでになりました。こうした進展によりベンダ間の互換性の向上、分析や最適化が容易になるデータモデルのサポート、悪意ある行為を防ぐためのセキュリティの継続的強化が実現し、EtherNet/IPでカバーできるアプリケーションと市場が広がることで産業用ネットワークにおけるリーディング・ポジションを変わらず守っていけるものと考えています。 ODVA第23回年次総会に先立って開催した2025年Industry Conferenceでは、ODVA技術に期待される将来の発展を扱った多数の技術論文が発表されました。これらの論文では、規格の更新が確定・発行されれば、その後すぐにEtherNet/IP仕様にも盛り込まれることになるIPv6規格などの技術が取り上げられました。なかでも、このIPv6はすでにインターネットの全トラフィックのほぼ半分を占めるにいたっています。OT現場でも、IoT対応デバイスやセンサ、相互接続の機械が急増し、これまでのIPv4では実現できないほど多くのアドレス空間が求められています。そのIPv6以外にも次のような発表がなされました: Tools available to enable time synchronization for 5G and how… Continue reading
EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルが拡大―RTDおよび熱電対センサに追加対応
ODVAは本日、EtherNet/IPTM仕様書の一部として、温度センサのための新しいプロセス・デバイス・プロファイルが利用可能になったことをご案内します。プロセス・デバイス・プロファイルは、システムインテグレータやエンドユーザーが新しいデバイスを効率的に試運転したり、最適なプラント運営のためにデバイスをもっと簡単に交換できるようにします。プロセス・デバイス・プロファイルによってプロセス変数や診断情報を標準化でき、ベンダ間の相互運用がより円滑になるうえ、EtherNet/IPネットワーク対応フィールド機器からの制御データの統合も容易になります。このデバイスプロファイルが、これまでのコリオリ式流量計や電磁式流量、渦式流量、標準的な圧力計、目盛付き圧力計に加えて、今回、測温抵抗体(RTD)および熱電対の温度センサに対応しました。温度プロファイルが新たに追加されたことにより、プロセス・デバイス・プロファイルが提供するプロセス変数やデータ集計、診断のための標準フォーマットは、その有用性がさらに向上しました。 流量と圧力に加えて温度用のプロセス・デバイス・プロファイルを導入したことで、EtherNet/IPデバイスの互換性にもとづくエコシステムが拡大し、エンドユーザーによるさらにシームレスな統合をサポートできるようになりました。温度デバイスプロファイルは、温度測定値とステータス情報のためのプロセス測定値オブジェクトのインスタンスを1つ備えています。さらに同デバイスプロファイルには、診断情報を提供する複数のプロセス機器診断インスタンスも含まれています。温度デバイスでは、熱電対あるいはRTD素子を用いて相対的な熱さや冷たさを測定します。このうち熱電対は、一端を接合した2つの異種金属の間に生じる電圧差をもとに温度を測定します。その電位差が両端の温度差に正比例することを利用したものです。一方のRTDは、金属の電気抵抗が温度とともに増加するという原理をもとに動作します。一般にRTDは精度が高く、熱電対はより広い温度測定範囲に対応できます。 ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士は次のように説明しています。「EtherNet/IPのための新しい温度プロセス・デバイス・プロファイルの追加によって、エンドユーザーの皆様にもっと効率的にデバイスの試運転や交換を行っていただける有用性の高いツールをもう1つ提供できることになりました。これを含め、すべてのEtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは、PA-DIM(Process Automation Device Information Model)とNAMUR NE 107規格の診断機能に準拠しています。そのため、工場フロアからクラウドへとより簡単にデータを送信して分析や対応が可能になるほか、標準化を通じてメンテナンス上の課題もさらに迅速に特定できます」。 EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは、プロセス変数のほか、NAMUR NE 107ステータス信号などの重要な診断情報へのアクセスの標準化、さらにはPA-DIMとのシームレスな統合を通じて、ベンダ間の相互運用性を高めます。このEtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルに温度測定デバイスが追加され、よりシンプルな試運転やもっと高度な生産設備のモニタリング、そして上位のPLCやDCS、クラウドシステムへの統合に利用できるデバイスのエコシステムが拡大しました。このようにODVAでは、Ethernet-APLやPA-DIM、NAMUR、FDI、プロセス・デバイス・プロファイルといった技術のサポートを通じて、プロセス産業が求める様々な要件に応えられるようにEtherNet/IPの改良・発展に取り組み続けています。温度測定機器のためのEtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルを含め、EtherNet/IP仕様書の最新版はodva.orgから入手いただけます。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進しています。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けたオープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)の標準的なInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、これを一つの指針としています。この指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 詳しくは下記へお問い合わせください: Steven Fales ODVA 4220 Varsity Drive, Suite A, Ann Arbor, MI 48108-5006 USA 電話 +1 734 975 8840 ファックス +1 734 922 0027 Eメール [email protected] DeviceNetはODVA, Inc.の登録商標です。またCIP・CIP Security・EtherNet/IP・ODVA CONFORMANTもODVA, Inc.の商標となっています。その他の商標についてはそれぞれの所有者に帰属します。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)のInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 ODVA,… Continue reading
クリティカル・アプリケーションでのEtherNet/IP同時接続をCIP Safetyで利用可能に
ODVAから、EtherNet/IPTM上のCIP SafetyTM技術を強化して、高い可用性と機能安全の両方を必要とするアプリケーションでConcurrent Connections(同時接続)を利用できるようになったことをご報告します。Concurrent Connectionsを活用すれば、最もクリティカルなオートメーションプロセスにおいて、複数のプロデューサ/コンシューマ機器の間の通信を冗長化できます。一方、CIP Safetyは、IEC 61508規格の安全度レベル(SIL)3までに対応した機械およびプロセスオートメーションの機能安全アプリケーションにおいて、安全I/Oモジュールや安全インターロックスイッチ、セーフティ・ライトカーテン、安全制御装置などのノード間にフェールセーフな通信を提供してきました。このCIP SafetyとConcurrent ConnectionsをEtherNet/IPで使用すれば、冗長化と機能安全を統合でき、最大限の稼働率と作業者の安全を保証できます。 Concurrent Connectionsは冗長デバイスによるフォールト・トレランスをサポートしたCIP接続です。このConcurrent Connectionsによって多数のCIP接続パスを実現可能になるため、デバイスが物理的にどのように相互接続されているかに関わらず、プロデューサ側とコンシューマ側のデバイス間でいくつかのパスを経由してデータを複数回送信することができます。オリジネータやルータ、ターゲットのどれにも複数のデバイスを参加させることができ、Concurrent Connectionといずれかの複製デバイスのペアで接続してぞれぞれの役割を果たすことができます。したがって、不具合の検出に必要とされていた時間が短縮され、ペアとなる機器間の切り替えにかかっていた時間も発生しなくなります。冗長なペアで継続的にデータを送受信するため、片方の機器で故障が検出されたとしても中断することなく制御プロセスを続行できます。 CIP Safetyは、IEC 61784-3-2に記載のようなさまざまな手法によって、危険な状況を引き起こしかねない一般的なエラーの発生を軽減します。たとえばタイムスタンプを経過時間の期待値とともに使用して、パケットの損失や遅延、多重送信、さらには誤った順序での送信といったケースを検出します。また、固有のデバイスIDを用いて、2つの安全デバイス間の通信を認証します。送信中にメッセージが破損していないことを確認する特別な診断チェック機能も含まれており、これらの機能はすべて標準の通信方法とは分離されています。こうしたエラー軽減策をCIP Safetyとしてまとめれば、2つのデバイス間の単一の接続(有線でも、無線でも)を使って、IEC 61508のSIL 3まで、ISO 13849-1のカテゴリ4/PLeまでに準拠の通信に対応可能です。 ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士は次のように説明しています。「EtherNet/IPのCIP SafetyでConcurrent Connectionsが利用可能になったことで、デバイスの不具合や通信エラーに直面しても回復力と安全性の両方が保証されるという、まったく新たな水準の産業用ネットワークを構築できるようになりました。CIP SafetyのConcurrent Connectionsは最高の可用性と機能安全を合わせて提供し、傷害の発生リスクを抑制するとともに生産性を高めながら、最も困難なアプリケーションを管理可能にします」。 CIP SafetyとConcurrent Connectionsは、産業用ネットワークの機能安全と機器のエラーや故障に対する冗長性を実現するため個別に提供されてきました。今回のCIP SafetyのConcurrent Connectionsが目的とするのは、CIP Safety接続による安全性を維持したまま、標準のConcurrent Connectionsがもたらす高いシステム可用性のメリットをもオートメーションネットワークの設計者に合わせて活用いただけるようにすることです。EtherNet/IP上でのCIP Safetyに対応のConcurrent Connectionsについて、その詳細はodva.orgから最新版のEtherNet/IP仕様書およびCIP Safety仕様書を入手ください。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進しています。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けたオープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNet®などの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)の標準的なInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、これを一つの指針としています。この指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 詳しくは下記へお問い合わせください: Steven Fales ODVA 4220 Varsity Drive, Suite A, Ann Arbor, MI 48108-5006 USA 電話 … Continue reading
CIP Securityにデバイスベースのファイアウォール・プロファイルを追加―EtherNet/IPネットワークのさらなる保護のために
ドイツ、ニュルンベルク―2023年11月14日―ODVAは本日、サイバー攻撃に対する抑止力を強化すべく、EtherNet/IPのセキュリティ対応ネットワーク向け拡張であるCIP Security™に新しいデバイスベースのファイアウォールを追加したことをご案内します。このCIP Securityのデバイスベース・ファイアウォールは、LinuxにおいてIP Tableプログラムによりファイアウォールが設定できるのと同様に、ユーザーに対してシンプルなトラフィックフィルタを提供します。CIP Securityの新しいDevice-Based Firewall Profileを介して可能になるこのデバイスベース・ファイアウォールでは、必要に応じて同機能を有効化/無効化できるという柔軟性も実現します。これにより、CIP Securityはデバイスベース・ファイアウォールを通じて、デバイスレベルでいっそう堅固な保護が行えるようになり、悪意ある攻撃者によるEtherNet/IP産業用ネットワークへの侵入を抑止できます。 CIP Securityのデバイスベース・ファイアウォールは、IPアドレスとポート、プロトコルに基づいてトラフィックをフィルタリングするためのメカニズムです。Ingress Egress Objectという新しいCIPオブジェクトを介して、このデバイスベース・ファイアウォールを実装すれば、既知のIPアドレスに対する許可リスト、利用できる暗号スイートの設定、IPアドレスおよびポート番号に基づくルーティング・ルールを定義可能です。つまり、CIP Security対応のEtherNet/IPデバイスは、どのノードとならば安全に通信可能か、またTLSやDTLSによる暗号化が必要かを決定できます。加えてユーザーは、他のデバイスがCIP Security設定のデバイスを通じてCIP通信をルーティングできるかどうかも決定できます。こうした新しいデバイスベース・ファイアウォールにより、物理的アセットやデジタル資産を損害から守るのに有効な深層防御アプローチの一環として、もう一つの抑止層が追加できます。 「今回の新しいデバイスベース・ファイアウォールのセキュリティ機能を追加することで、致命的なシステムの損傷や情報損失につながりかねない悪意ある行為からEtherNet/IPデバイスを守れるように、CIP Securityの継続的な拡充を図っています」と、EtherNet/IP System Architecture Special Interest Group(SIG)の副委員長Jack Visoky氏は説明しています。また、ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士も同様に次のように述べています。「CIP Securityを設定したEtherNet/IPデバイスに対する未承認のIPアドレスとポート番号からのアクセスを防げれば、深層防御アプローチの一環として、極めて重要な産業オートメーションのアプリケーションを保護する層をもう一つ加えることができます。こうした考えから、デバイスベース・ファイアウォール用プロファイルをCIP Securityに追加し、経済的損失や信頼失墜を招くこともある悪意のサイバー攻撃に対して戦い続けるための重要な前進をまた一つ遂げることができました」。 CIP Securityの新しいDevice-Based Firewall Profileにより、標準のEtherNet/IPを使いつつ、既知のIPアドレスにのみ通信を認めることが可能になりました。加えて、信用できるIPアドレスとポート番号、暗号化の組み合わせに基づいて許可するCIPルーティングも設定できます。デバイスベース・ファイアウォールを実装しておけば、IPアドレスやポート番号が合致しないデータパケットは排除されるため、悪意をもった行為は実行できなくなります。ODVAは、EtherNet/IPユーザーがCIP Securityを通じてデバイスセキュリティのためのロバストかつ常に最新のオプションを深層防御アプローチの一環として確実に利用できるように重点的に取り組んでいます。CIP Securityを含むEtherNet/IP仕様書の最新版はodva.orgから入手いただけます。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)のInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 ODVA, Inc. Ann Arbor, Michigan USA (US Eastern Time Zone) Steve Fales 電話番号: +1 734-975-8840, ext. 1365 ファックス: +1 734-922-0027 +1… Continue reading
ODVAの2023年Industry Conferenceでは、シングルペアEthernet、5G、セキュリティ、プロセスオートメーション、TSN、データサイエンスの最新状況に焦点を当てました
スペイン、アル・バンドレイ―2023年10月19日-ODVAは、2023年10月17~19日にスペインのアル・バンドレイにおいて、欧州で初開催となるIndustry Conference(産業カンファレンス)および第22回年次総会を開きました。世界各地の約50社の企業から125名を超える専門家が出席しました。参加者の皆様には、シングルペアEthernet(SPE)、5G、サイバーセキュリティ、プロセスオートメーション、TSN、データサイエンスなどの開発状況を含む広範なプレゼンテーションを通じて、多くを学んでいただけたものと考えています。 加えてODVAは、この第22回年次総会の会期中に2つの有意義な基調講演セッションを開催しました。業界団体DIGITALEUROPEのVincenzo Renda氏による最初の基調講演ではデータ管理の未来についての議論を行い、特に欧州において、データ生成やデータへのアクセス促進に影響を与える最新の規則・基準を先取りしようと模索しているメーカーに向けて重要な知見を提供いただきました。もう一つの基調講演では、Endeavor Media社のKeith Larson氏に登壇いただき、ODVAが委託したSPEの将来に関する重要な調査において、SPEが強力な市場になりえると同時に、業界で広く啓発することも必要であると指摘されることについて説明いただきました。最後にODVAから、Ethernet-APLの導入や、プロセスオートメーションからセキュリティ、エネルギー管理にわたる連携、プロセス・デバイス・プロファイルを利用できるようにしたことなど最近の成果のほか、EtherNet/IP™の強化を加速的に推進できるようなODVAの今後の取り組みについてご報告しました。 ODVAの第22回年次総会は、2023年Industry Conference(産業カンファレンス)を通じて提供された技術セッションをもって1週間の会期を締めくくりました。ODVAの技術やアプリケーションの最新の展開として、同カンファレンスでは次のようなプレゼンテーションが行われました: Industrial Ethernet Security Harmonization Group – Collaboration is key 〔Industrial Ethernet Security Harmonization Groupからの提言:連携がカギを握る〕―Endress+Hauser社 Constrained CIP Security Best Practices〔リソース制約対応CIP Securityのベストプラクティス〕―Rockwell Automation社 Automatic CIP Security via Pull Policy〔PullポリシーによるオートマティックCIP Security〕―HMS Networks社、Schneider Electric社、Rockwell Automation社 The Future of 5G on the Factory Floor〔製造現場における5Gの未来〕―HMS Networks社 Process Device Profiles Come to Life〔プロセス・デバイス・プロファイルをしっかり活用しよう〕―Emerson社、Endress+Hauser社、Honeywell社、KROHNE社、Phoenix… Continue reading
ODVAが第23期の経営陣を選出
スペイン、アル・バンドレイ―2023年10月19日―2023年10月19日にスペインのアル・バンドレイで開催した第22回年次総会において、ODVAの第23期経営陣の選出を行い発表しました。第22期には、ODVA MemberTMの参加企業が400社に増えたほか、セキュリティやプロセスオートメーション、シングルペアEthernet(SPE)に対応する多数のEtherNet/IPの強化策、グローバルな協力関係をさらに重視する取り組み、そしてバーチャルな学習環境や教育用動画などデジタルな対話とデジタルコンテンツの充実を加速させるなどの成果が見られ、同期を成功裏に終えることができました。 ODVAの理事会は、戦略的な計画策定とガバナンスに対し、トップレベルの責任を負っており、世界中の主要な産業オートメーション機器やシステムメーカーの上級管理職で構成されています。第23期のODVA理事会メンバーは次のとおりです。 Rolf Birkhofer博士、Endress+Hauser社のグループ企業Endress+Hauser Process Solutions社のマネージング・ディレクタ Jon DeSouza氏、HARTING社の米国法人HARTING Americas社の社長兼CEO Satoshi Kojima氏、オムロン社制御機器事業部のネットワーク製品管理グループのゼネラル・マネージャー Davis Mathews氏、Phoenix Contact社の米国法人Phoenix Contact USA社で産業マネージメントおよびオートメーション部門を担当する副社長 Scott Miller氏、Rockwell Automation社のデジタル&プラットフォーム技術担当副社長 Thomas Petersen氏、Danfoss社のフィールドバスおよびシステムインテグレーション担当シニア・ディレクタ Brian Reynolds 氏、Honeywell社のプロジェクト&オートメーション・ソリューション担当CTO André Uhl氏、Schneider Electric社の技術およびアーキテクチャ担当副社長 ODVAの執行役員会は、共同で戦略的計画を立案・実行し、技術開発と仕様の策定および公開を監督するとともに、組織のガバナンスに責任を負います。第23期のODVA執行役員は次のとおりです。 Al Beydoun博士、会長兼業務執行取締役 Adrienne Meyer、運営および会員担当副会長 Christopher Lynch、事務局長 Scott Miller氏、会計役員 Joakim Wiberg、最高技術責任者 ODVAの技術評価委員会(Technical Review Board:TRB)は、EtherNet/IP およびDeviceNet®を含めて、Common Industrial Protocol(CIP)とCIPのネットワーク適合性のすべてにわたるODVA仕様に対し、これに盛り込む技術的拡張の承認などを通じて、ODVAの技術および規格の開発を監督します。第23期におけるODVAのTRB代表者は次のとおりです。 Joakim Wiberg氏、HMS Networks社会長 Raj Bandekar氏、Honeywell社 Torben Bertelsen氏、Danfoss社 Mirko Brcic氏、Endress+Hauser社 Vivek… Continue reading
EtherNet/IPにプロセス・デバイス・プロファイルを追加―より高度なプロセス変数や診断情報の標準化をサポート
ドイツ、ハノーバー –2023年 4月17日– ODVAは本日、EtherNet/IP™仕様書にプロセス・デバイス・プロファイル(Process Device Profile)を追加したことをご案内します。これにより、オートメーションを利用する皆様に向けて、工場運用の最適化を図れる重要なツールをもう一つご提供できるようになりました。プロセス・デバイス・プロファイルは、多数のデバイスにおよぶプロセス変数や診断情報のための標準フォーマットとして、異なるベンダ間の相互運用性を円滑にし、EtherNet/IP対応フィールド機器からDCS(分散制御システム)やPLCへのデータ統合を容易にします。デバイスプロファイルは、コリオリ式流量計や電磁式流量計、渦式流量計、標準的な圧力計、目盛付き圧力計などに利用できます。そのため、プロセス産業のエンドユーザーはEtherNet/IPデバイスを活用して、NAMUR NE 107ステータス信号などの重要な診断情報の通信性向上を図れるとともに、PA-DIM(Process Automation Device Information Model)との整合性も高められるようになりました。 EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは3つのオブジェクトで構成されています。圧力や液面レベル、流量といった変数のためのプロセス測定値オブジェクト(Measurement Value Object)、トータルの流量など累積データを追跡するプロセス合計値オブジェクト(Totalized Value Object)、工場のオペレータや保守スタッフが機器やプロセスに付随するステータス情報にアクセスできるプロセス機器診断オブジェクト(Device Diagnostics Object)です。プロセス・デバイス・プロファイルは、センサの信号やアクチュエータの位置データを有用な情報に変換して、製品品質や運転効率を改善するための対応がとれるようにします。加えて、測定信号の信頼性評価や機器の故障を早期に特定することで工場の操業停止を防ぐために使用することも可能です。たとえば、プロセス合計値オブジェクトによって機器のトータルの使用時間を追跡したり、プロセス測定値オブジェクトと機器診断オブジェクトから機器の健全性を推定したりすることができます。そのためユーザーは時間に基づく保守から、状態に基づく保守へと転換できます。本来工場を停止してまで取替えの必要がない機器を交換してしまうような可能性を排除すると同時に、故障を起こしそうなデバイスを早期に特定できるようになるのです。これによって、不要な保守費用とダウンタイムの両方が削減可能となります。 EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは、FieldComm Group、ISA100 WCI、 NAMUR、ODVA、OPC Foundation、PI、VDMA、ZVEIの共同規格であるPA-DIMとの対応が向上するように、パラメータの追加とデータタイプの改良を行って設計されています。このPA-DIMに基づけば、プロセス機器からの情報を標準化した方法で表現でき、アクセスがさらに容易になります。また、EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは、測定値とその状態としての品質を明らかにするとともに、測定値のシミュレーションも可能にします。つまり、バルブに対するパーシャル・ストローク・テストなど重要な安全機能の試験をプロセスデータに影響を与えることなく実行できるのです。プロセス・デバイス・プロファイルが提供するリアルタイムなプロセス変数や累計データ、診断情報の標準フォーマットを使えば、ベンダを問わず、すべてのEtherNet/IPデバイスで情報が同じになるため、エンドユーザーにとって異なるベンダ間の相互運用性も向上します。 プロセス・デバイス・プロファイルの追加により、Ethernet-APL物理層を利用できるなど、EtherNet/IPがもつプロセスオートメーション能力がさらに高まりました。特にEthernet-APLは、市販の産業用制御ハードウェアの活用、オブジェクト指向の基盤づくり、TCP/IP、HTTP、FTP、SNMP、DHCPなど標準インターネットプロトコルとの互換性といった利点を完全に活かすことができます。Ethernet-APLは、シングルペアEthernet(IEEE 802.3cg-2019、10BASE-T1L)と電力供給、本質安全(IEC 60079、2-WISE)に加え、最大1,000mの配線が可能で10Mbit/sの速度をもつタイプAのフィールドバス・ケーブル(IEC 61158-2、本質安全に対応)を組合せたものです。加えて、EtherNet/IPはNE 107診断機能やHART機器およびIO-Link機器の統合によるプロセスオートメーションもサポートしています。ODVAでは生産設備管理ツールへの統合を容易にすべく、FDTやFDI、xDSなどのデジタル化された次世代のデバイス記述ファイルによってEtherNet/IPエコシステムの拡大を継続して進めています。こうした取組みの一環としてODVAは先ごろ、最も重要なプロセス・アプリケーションでフェールセーフな制御装置の冗長化を可能にする同時接続の可用性についてもリリースしたばかりです。 ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士は次のように説明しています。「EtherNet/IPへのプロセス・デバイス・プロファイルの導入によって、プロセス産業の要望に完全に応えるための重要なステップをもう一歩踏み出しました。EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは、エンドユーザーによる工場運営に役立つに違いありません。ダウンタイムを最小限に抑えてコストを削減しながら、歩留まりを高められるからです。加えて、PA-DIMとの統合性も改善するため、プロセスオートメーションを実践している皆様は、制御室でもクラウドでも価値ある診断情報やプロセス変数を利用できるようになり、操業を最適化するための知見が増え、タイムリーに対策を講じることも可能になるでしょう」。 EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは、ベンダ間の相互運用性を高めて、プロセス変数のほかNAMUR NE 107ステータス信号などの重要な診断情報へのアクセスを容易にできるうえ、PA-DIMとのシームレスな統合もいっそう進みます。さらにプロセス・デバイス・プロファイルを使えば、試運転も簡単に行え、生産設備のより高度なモニタリングや上位のPLCやDCS、クラウドシステムへの統合も可能になります。EtherNet/IPのプロセス・デバイス・プロファイルを含むEtherNet/IP仕様書の最新版はodva.orgから入手いただけます。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。ODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)のInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 詳細については、以下にお問い合わせください。 Steven Fales ODVA 4220 Varsity Drive, Suite A, Ann Arbor, MI 48108-5006 USA TEL +1 734 975… Continue reading
プロセスオートメーションにおけるEthernet-APL物理層対応EtherNet/IPデバイスのODVAコンフォーマンス試験が利用可能に
ODVAにて、Ethernet-APL物理層を介して通信するEtherNet/IP対応デバイスについて、コンフォーマンス試験が利用できるようになったことをご案内します。 コンフォーマンス試験では、様々なタイプのポートが関連仕様に適切に準拠しているかを確認することでEthernet-APL物理層の機能を検証します。さらに、このプロセスではEtherNet/IP通信ネットワークの機能も確認しますので、両テストを組合わせることで、異なるベンダの様々なタイプの機器、インフラ部品の間において最大限の相互運用性が確保されます。ODVAはEthernetのメリットをプロセス産業のフィールドレベルでも活用できるように取り組んできましたが、完全なEtherNet/IP over Ethernet-APLコンフォーマンス試験の提供開始はその最終ステップとなります。 Ethernet-APLは、10BASE-T1L(IEEE 802.3cg2019)の拡張に基づく新しい本質安全の2線式Single Pair Ethernet(SPE)ソリューションとして、プロセス産業の要求に応えるものとなっています。このEthernet-APLの利点としては、最大10Mbit/sの高速な通信速度、防爆機能、フィールド機器への電源供給、最長1,000 mの長距離配線(IEC 61158)などが挙げられます。Ethernet-APLデバイスは、発火を防ぐという「本質安全」を確保するためIEC TS 60079-47(2-Wire Intrinsically Safe Ethernet)に準拠しています。 EtherNet/IP over Ethernet-APLコンフォーマンス試験の申込み受付はすでに始まっています。ベンダの皆様は、ODVAのWebサイトから試験の申込みを行っていただけます。この物理層のテストは、IEEEデータ、10BASE-T1L、およびEthernet-APLポートプロファイルによる電力要件を対象としています。EtherNet/IPネットワークのコンフォーマンス試験は、OSI参照モデルの第2層より上で定義される通信機能をカバーしており、ODVAの極めて厳格な標準プロセスに依存しています。ただし、本質安全と機能安全の認証については、個別の安全テスト機関によって行われることにご注意ください。 「ODVAは、Single Pair Ethernet(SPE)により生まれた新しい市場やアプリケーションの強みを活かすことでEtherNet/IPの機能拡大に重点を置いて取り組んでいます。Ethernet-APLはプロセス産業のニーズを満たすために専用に開発されており、今後、フィールドレベルでのEthernetベースの制御や試運転を可能にするとともに、フィールドとクラウド間の接続を強化する存在となるでしょう」と、ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士は説明しています。「EtherNet/IPは、ディスクリート、ハイブリッド、およびプロセスアプリケーションを包括的に扱える完全な産業用通信ネットワークです。Process Automation Device Information Model(PA-DIM)連携への参加とEthernet-APLテストの提供開始という最近の取組みによって、プロセス産業の要望に完全に応えるというODVAの姿勢をさらに強化しています。」 ベンダの皆様には、Ethernet-APL物理層上で機能するODVA CONFORMANT™(OOVA認定)のEtherNet/IP製品を市場投入いただけるようになりました。そのため、間もなくエンドユーザーの皆様もプロセス産業のフィールドレベルで、試運転時間の大幅な短縮、1つのデバイスに複数のプロセス変数の付与、および、高度な診断・予知による故障検出ができるといったEthernetの利点を活用できるようになります。加えて、Ethernet-APL物理層は、IEC 61508およびISA/IEC 62443規格を利用したCIP Safety™やCIP Security™などのアプリケーション層の安全およびセキュリティのサービスも対応できます。 徹底した試験プロセスにより、ベンダはより高性能な製品を提供できるようになり、使用時に設置する際の問題発生リスクが低減されます。製品開発プロセスにおいては、コンフォーマンス試験にて第三者による検証は、仕様が求めるパラメータを満たしていることを確認することにより、優れたベンダ製品と可能な限り最高のユーザーエクスペリエンスを保証する非常に重要なステップです。Ethernet-APL用EtherNet/IP を含むEtherNet/IP仕様書の最新版はodva.orgから入手いただけます。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーションサプライヤの会員企業を擁する国際的な規格開発や取引を推進する組織です。ODVAの使命は、産業オートメーションに向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業用通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、市販の標準的なInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgにアクセスください。 ODVA, Inc. Ann Arbor, Michigan USA (US Eastern Time Zone) Steve Fales TEL: +1 734-975-8840, ext. 1365 FAX:… Continue reading


